整腸薬のコーナーで大きい箱に入って目立っているエビオス錠と強力わかもとが気になったことはありませんか?
なんとなく他の整腸薬と違う雰囲気だけど、
ビール酵母って何?
他の整腸薬との違いや、エビオス錠と強力わかもとに違いはあるの?
と悩んでしまいますよね。
このページではエビオス錠や強力わかもとの主役の成分であるビール酵母の働きを説明したあとに、他の整腸薬との違い、エビオス錠と強力わかもとの違いについて解説していきます。
最後まで読めば、自分が必要な整腸薬はどれなのかわかるようになっていますよ。
ビール酵母の働きとは?
まずエビオス錠と強力わかもと、どちらにも共通のビール酵母について見ていきます。
ビール酵母はその名の通りビールを作るときに必要な酵母菌。
ビール酵母がお腹の中で良い働きをするわけではなく、善玉菌のエサになって善玉菌を増やすことで腸内環境を整えます。
ビール酵母=乾燥酵母として表記されています。
また、ビール酵母を構成する成分が栄養豊富なため、栄養剤としての働きもあります。
ビール酵母に含まれる栄養素はこちら。
- 18種のアミノ酸
- 9種のビタミン
- 9種のミネラル
- 食物繊維
- プリン体
一番最後のプリン体は痛風などで悪者として扱われますが、健常な人ではDNAなどの原料となる大切な栄養素です。
痛風などでお医者さんにかかっている人は一度確認を取ってから使用するようにしましょう。
ではビール酵母の働きを確認したところで、他の整腸薬との違いやエビオス錠と強力わかもとの違いを次から見ていきましょう。
エビオス錠と強力わかもとの違い
それではエビオス錠と強力わかもとの違いを見ていく前に、他の整腸薬との違いを簡単に説明します。
他の整腸薬で有名なものとして新ビオフェルミンSやザ・ガード、ビオスリーなどがあります。
エビオス錠や強力わかもとはビール酵母が主役の整腸薬として『整腸効果+栄養補給』を目的とした整腸薬です。
一方でその他の整腸薬は善玉菌が主役の整腸薬なので栄養補給の働きはありませんが、『整腸効果に特化』した整腸薬となります。
そのため、下痢や便秘、お腹が張るといった腸の症状を改善したい人は他の整腸薬を試してみるのが良いでしょう。
参考▶【整腸剤】新ビオフェルミンS/ザ・ガード/ビオスリーの違いやよくある質問を解説
その違いを踏まえた上で、大変お待たせしました、エビオス錠と強力わかもとの違いを見ていきます。
エビオス錠
エビオス錠の成分はビール酵母のみ。
成人では1日あたり7125mg分のビール酵母が取れます。
後に見ていきますが、この量は強力わかもとよりも多い量です。
そのため
善玉菌を増やして腸内環境を整えつつ、しっかりと栄養補給をしたい。
という人におすすめです。
ちなみにエビオス整腸錠という商品も発売されていますが、こちらはビール酵母に3種の乳酸菌を配合したものになります。
ビール酵母の量は2025mgと減ってしまいますが、乳酸菌の配合量も多めですので
栄養補給もしたい。
でも整腸効果にも妥協したくない!
という人には良い選択肢かもしれません。
強力わかもと
強力わかもとはビール酵母の1日量が2490.1mgと、エビオス錠よりも少なくなります。
しかし消化を助ける成分を作るアスペルギルス・オリゼーNK菌と、悪玉菌が増殖するのを防ぐ乳酸菌培養末が追加されます。
そのため、
腸内環境を整えつつ、栄養補給したい。
更には胃腸の働きも助けて栄養の吸収を高めたい。
という人におすすめです。
まとめ:エビオス錠と強力わかもとは整腸しつつ栄養補給したい人におすすめの整腸薬
以上、エビオスと強力わかもとの違いについてでした。
エビオスと強力わかもとはどちらもビール酵母が主役の整腸剤になります。
【エビオス錠:ビール酵母がたっぷり摂れる】
【強力わかもと:ビール酵母に胃腸の働きを助ける成分が配合】
お腹の調子を整えつつ、栄養補給がしたい人にはまさに一石二鳥な商品。
栄養補給はそれほど必要がなく、整腸効果がしっかりとした整腸薬がほしいという人にはこちらで紹介している整腸薬がおすすめです。
参考▶【整腸剤】新ビオフェルミンS/ザ・ガード/ビオスリーの違いやよくある質問を解説
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